キョンジュ(慶州)は釜山から北に車で一時間ほどの距離にある新羅の古都。バスやタクシーでも気軽に訪れることが出来る観光地です。地元でも日帰り旅行で訪れる人の多い場所ですので、釜山旅行に行ったときはセットで訪れる方も数多くいらっしゃいます。
しかしキョンジュ(慶州)は歴史的な見どころが数多くあるので、初めて観光に来た方は戸惑われるでしょう。今回はキョンジュ(慶州)に来た際は、ぜひ見て頂きたい5つの観光スポットをご紹介します。
■仏国寺(ブルグッサ)

photo credit: masaru_yoshiyama 仏国寺 – 青雲橋・白雲橋 via photopin (license)
仏国寺(ブルグッサ)は吐含(トハム)山にある新羅全盛期に建てられた寺院。世界遺産にも選ばれた、韓国で最も有名なお寺です。6つの国宝をはじめ、統一新羅時代の重要文化財が多数収められています。仏国寺は16世紀後半に起きた文禄・慶長の役で全多くの建物が消失してしまいましたが、戦後の発掘調査を基に1973年に復元されたのが現在の姿だとされています。キョンジュ(慶州)に訪れたら絶対に行く観光スポットとして有名です。
■石窟庵(ソクラム)
仏国寺がある山を登ったところにあるのが石窟庵(ソクラム)です。韓国における仏教美術を代表する仏像で、1995年に仏国寺と共に世界遺産に登録されました。仏国寺を訪れた際は、必ず合わせて訪れるべき場所であるとされています。周囲の景観も優れていることから、ヒーリングスポットとしても有名です。注意点としては、バスが1時間に1本しか出ていないため、それを逃すと歩いて帰ることになります。勾配が結構きついので注意して下さい。
■大陵苑∙天馬塚(デルンワン・チョンマチョン)
キョンジュ(慶州)の繁華街のすぐ隣に、いきなり現れる古墳遺跡が、この大陵苑(デルンワン)です。12万5400坪の広大な土地の中に、23もの古墳がひしめいています。その中でも有名な古墳が天馬塚(チョンマチョン)です。天馬を描いた馬の泥よけが出土したことが名前の由来となりました。金冠や腰帯など他にも数多くの遺物が発掘されており、それらのレプリカも展示されています。
■瞻星台(チョムソンデ)
街中から少し離れた位置にあるのが瞻星台(チョムソンデ)。東洋で最も古い天文台であるとされています。初めて見る方は「こんなに小さい」とビックリされるでしょう。使われている石の数や段が、太陰暦や四季を表しているとされています。肝心の天文台は道路沿いに丸見えになっていますが、実際に近くで観察するためには入場料が必要なのでご注意ください。
■良洞民俗村(ヤンドンミンソンマウル)

photo credit: cotaro70s Yangdong Folk Village via photopin (license)
最後に紹介するのが、韓国でも貴重な民俗村、良洞民俗村(ヤンドンミンソンマウル)です。李朝時代から残る貴重な家屋が、これほど大規模に残っている場所は他にはありません。築200年を超える家が大半で、中には築500年を超える家もあるそうです。2010年にユネスコ世界遺産にも登録されました。
いかがだったでしょうか?他にも新羅時代の歴史的な遺物が数多く収められた国立慶州博物館等々…見どころは多数存在します。キョンジュ(慶州)に訪れた際はぜひお立ち寄りください。
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